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オープンソース製品である、Ubuntuと、プロプライエタリのWindowsを企業で使用した場合のメリット・デメリットは概ね次のようになる。
Ubuntu+OpenOffice Windows+MS-Office 取得コスト 安い 高い セキュリティ 高い 低い 成熟度 低い 高い 管理コスト 低い 高い 製品寿命 ユーザが決める メーカーが決める ライセンス管理 不要 複雑 旧ハードウェアへの対応 良い 悪い 一口にいって、Windowsは高コストで、高機能、自由度が高い。このため非定型業務には向くが、実は提携業務にはあまり適さない。 ジョブ定義が可能な、ある程度以上の大きさの組織では、実はWindowsよりもLinuxのほうがセキュリティ面からも管理しやすいだろうと考えられる。 シンクタンクとか、研究所のR&Dなど非定型のクリエイティブな仕事が中心になる場合にはWindowsの自由度は魅力的だ。だが、変な個人用ソフトウェアをインストールして不正利用したり、様々なデーモンが不具合を起こして情報漏えいしたり等の問題が起こりやすいと思う。実際そのような理由での情報漏えい事件が後を絶たない。 Linuxは個人のハッカーが制作するような変な小道具は、あまり存在しないので、インストールして使おうという事自体があまり簡単ではない。 また、製品寿命の問題もある。Windows2000を使用している企業はまだ多いと思う。だがWindows2000はそろそろサポートが打ち切りで、大して必要も無いのに使いにくいことで有名なWindows VISTAに移行しなくてはならない。これはメーカーの都合であって、ユーザの都合とは必ずしも合致しない。しかしLinuxのサポート期限は公式には2年ではあるが、実際には全てのっソースコードが明らかなので、どこまで行ってもサポートが可能になる。この場合、製品のバージョンアップは完全にユーザの側でコントロールできることになる。 一方、ラボとか、工場、管理部、販売部、オペレーション部、サポート部などではむしろLinuxのほうが管理が簡単だ。特に昨今はWebコンピューティング(Web2.0)の便利さが徐々に浸透してきた。Webを使用している場合にはクライアントパソコンに必要なのはブラウザのみで、WindowsでもLinuxでもMacでも変わりは無い。そうなると俄然Linuxの良さが光ってくる。 以上を勘案すると、Ubuntu Linuxの企業応用よいうものは意外に有意義であることが判っていただけるのではないかと思う。 (文:窪田 敏之) |
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お客様は多くの場合、社内稟議システムを持っている。このシステムはロータス・ドミノ/ノーツで作成されている事が多い。
ロータス・ドミノ対応 そこで、良くお客様に聞かれる質問が「ドミノは使えるの?」現在はドミノはIBMが正式にサポートをしており、ドミノのクライアントであるノーツはLinuxでも使用でき、Ubuntuは正式のサポートリストにも載っている。したがってロータスドミノで組んだシステムはUbuntu Client からも使用できる。 Microsoft VB、VC++対応 実はMicrosoftのVisual Basic、Visual C++等がそのまま全機能を使える訳ではないのは、LinuxはWindowsではないので当然だ。ところが多くの企業で、VBやVC++を利用して自社独自のソフトウェアを持っている。これがLinuxで利用できないだろうか?これも基本的にはOKだ。 というのもLinuxにはWineというシステムがあり、これはWindowsのエミュレータだ。Linux上のコンソールからシームレスに使用できる。最近はコンパチビリティが非常に高くなってきており、通常のビジネスアプリケーションの場合、殆どの場合はバイナリのままで、そのまま動作する。万一動作しなかった場合でも、ソースコードがあれば、これに対応するのは簡単だ。 (文:窪田 敏之) |
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新年あけましておめでとうございます。
昨年も皆様には、大変お世話なり、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。 さて、昨年を振り返ってみますと、年初から年末にかけて不況へ向かってどんどん景気が悪化してきたように思います。皆様におかれましても色々とご苦労があったのではないかと拝察しております。 しかしながら、諸外国に目を移すと、それでもわが国はずいぶんマシなようで、場合によっては、諸外国に先駆けて景気回復を果たす可能性もあると考えられます。これにはいくつかの要因がありますが、やはり「失われた10年」で培い、鍛えてきた不況対応能力は伊達ではない、という事が大きいのではないでしょうか?対する他国では、人々はこのような急激且つ深刻な不況を経験するのは久しぶりで、どうも勝手が違って慣れていないというのは大きいと思います。 「不況」とは複雑な現象ですが、人々の心理や気分に起因するものも多いといわれています。日本がいち早く景気から回復することは自分たちにも良いことですが、他国にとっても安心感を与え、間接的ではありますが、やはり良いことなのではないかと思います。 そんな訳ですが、規模の小さい当社では、ジタバタしてもはじまりませんので、目の前の仕事をひとつづつ丁寧に進めてゆくことを念頭に置き、本年の基本的な行動方針としようと考えております。 また当社の得意なオープンソース・Web2.0・組み込みのキーワードはどれも経費を節減しながら、企業にも大きなメリットをもたらす技術です。これらをお客様に徐々にご紹介、およびご提案さしあげてゆきたいと思っております。 (文:窪田 敏之) |
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最近、複数の会社と色々打ち合わせをしている。その中でUbuntuのビジネス利用についての問い合わせが色々あるので、順番に取り上げて行きたいと考えている。
Ubuntuは小型軽量のディストリビューションで、オフィスの基本機能を装備しており、ライセンス管理も非常に容易なので、エンタープライズ用途のThinクライアントとしても、非常に優秀な機能を持っている。 まずは基本機能だが、Ubuntu810の場合にはOpenOffice2.4を使用する。またメール・Farefox web ブラウザ等がある。OpenOfficeにはExcel相当機能、Word相当、プレゼンテーションのPowerpoint相当の機能があり、ファイル形式もインポートで簡単に変換できる。 その他Photoshop的なGIMP、Illustrator的なInkpot等も標準装備だ。 標準的なWindowsOSの価格を13000円前後、オフィススイートの価格を40000円ぐらいとすると、既に53000円も経費節減になっているのだ。それから一々ライセンス管理をしなくても良いというのも隠れたコストの削減になる。 もっとも、価格の一番高いオフィスのフリー版OpenOfficeはWindowsでも使えるので、Linuxに限った事ではない。公平性のためにWindowsでもこの節約法が活用できる事を触れておきたい。 ちなみに、この原稿もUbuntu810上のFirefoxで日本語入力システムはScimだが、特に問題もなくスムースに書けている。 今回は個人利用でも企業利用でもあまり違わない基本的な共通部分を見てみたが、次回以降は企業利用ならでは、という点も触れてみたい。 (文:窪田 敏之) |
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去る10月31日にUbuntuの最新版Ubuntu 8.10 Desktop 日本語 Remix CD リリース版がデビューした。日本語Ubuntuのチームの皆さんに感謝したい。世界版のリリースがその僅か一日前の30日なので、時差を考えると同日デビューと言ってもよい。日本語化チームは本当に素晴らしい。
さて最新版の機能だが、さらに使いやすさに磨きがかかっている。 一応バージョン8.04は2年間の長期サポート版なので、自動的にはアップデートしないようになっている。Ubuntuのこれまでの進化のしかたと規則正しいリリースを考えると、特にLTS版に拘らずに最新版を使用してゆけばよいのではないかと思う。 ところで、日本語版と英語版とXX語版を切り替えて使いたい、こんな時、WindowsだとVistaのUltimateしかできないのだが、Ubuntuではこれは特に問題なくあっさりとできる。 希望の言語パッケージを導入するとOS本体のみならずFireFoxやOpenOfficeまでローカライズされる。これはWindows以上に便利な機能だ。複数の母語を持つメンバーからなるチーム等には本当に便利だ。 (文:窪田 敏之) |





